2008-06-30 12:10:00
『SDガンダム三国伝 風雲豪傑編』 [ 『三国志』関連書籍等紹介 ]
矢立肇・富野由悠季〔原作〕ときた洸一〔漫画〕
『SDガンダム三国伝 風雲豪傑編』
(講談社 2008年第1刷 ISBN978-4-06-375502-2)
以前、書籍紹介として取り上げた『SDガンダム三国伝 風雲豪傑編』,汎瑛佑法∨椽颪蓮愡姐饂屐戮縫劵鵐箸鯑世討泙箸瓩蕕譴拭SDガンダムたちによる『三国志』の芝居」という設定のマンガのようである。
『SDガンダム三国伝 風雲豪傑編』,紡海本書の内容であるが、戦場となっている虎牢城に孫権ガンダム(ガンダムGP03)・孫尚香ガーベラ(ガンダムGP04)が参戦してくるが、孫権ガンダムは「正義が人の命よりも大事なのか」と疑問を持っている。そんな中、呂布トールギスと孫堅ゼフィランサスが戦っているところに劉備ガンダム・関羽ガンダム・張飛ガンダムが加わる。呂布トールギスの攻撃を避けようとした孫堅ゼフィランサスは、見境もなく突っ込んでくる孫尚香ガーベラを止めようとして呂布トールギスの攻撃をもろに受けてしまい絶命。父と重臣・祖茂パワードジムの死に衝撃を受けた孫権ガンダムが虎牢城に隠されていた天玉鎧・弩虎を呼び覚まして合体し、董卓軍らをなぎ倒し虎牢城も崩壊させる。
虎牢城を落とされた董卓ザクは李儒シャッコーの進言を受け入れて雒陽を住民ごと焼き払って郿宇城まで撤退。その惨状に衝撃を受けた孫権ガンダムは正義の名のもとでの戦場での殺戮に涙するが、曹操ガンダムの「天玉鎧を董卓ザクが手に入れたら貴様の故郷も民もこの廃墟のようになる」との言葉を聞いて戦うことを決意し、反董卓軍は郿宇城に向かう。
孫権ガンダムと合体した天玉鎧・弩虎の攻撃で傷を負った呂布トールギスは、戦いを求めて郿宇城から出陣。曹操ガンダム・孫尚香ガーベラ・劉備ガンダム・孫権ガンダムらと死闘を繰り広げるが、李儒シャッコーは弩を乱射して反董卓軍・呂布軍を無差別攻撃し、その結果貂蝉キュベレイなどが戦死。李儒シャッコーの傍若無人ぶりを見かねた董卓軍の徐晃サーペントは李儒シャッコーを殺害するが、董卓ザクも無差別攻撃を開始。そのような中でも呂布トールギスは純粋に龍帝剣を持つ劉備ガンダムとの戦いを望むが、「お前を倒すのは俺だ」と言って董卓ザクの攻撃から劉備を守って倒れる。劉備ガンダムは董卓ザクとの直接対決に向かい、天玉鎧・蒼龍とともに郿宇城を崩壊させる。逃げる董卓ザクは戻ってきた呂布トールギスに殺されて戦いは終わり、玉璽は袁紹バウのもとへ。呂布トールギスは行方不明、張遼ゲルググ・徐晃サーペントは曹操ガンダムに仕えることになり、劉備ガンダムたちはさらなる旅に出るところでこの巻は終わる。
その後、特別編としてオリジナルストーリーの「江東の弓腰姫 孫尚香!」が載せられている。董卓ザク軍を倒して数ヵ月後、長沙付近で水賊が長江流域の村を襲った。孫堅ゼフィランサスが退治した胡玉ハイドラが董卓ザクの死を受けて活動し始めたのである。周瑜ヒャクシキがわざと水賊に捕まり、周瑜ヒャクシキの捨て身の作戦に気づかない孫尚香ガーベラは見習いの陸遜ゼータプラスを連れて水賊の船に入り込み、周瑜ヒャクシキと大暴れ。周瑜の作戦に気づいた孫策サイサリス(ガンダムGP02)は孫権ガンダムとともに戦闘態勢を整え、周瑜ヒャクシキが陸におびき出した水賊を叩き、父・孫堅ゼフィランサスの死を乗り越えた孫尚香ガーベラが胡玉ハイドラにとどめを刺したのである。
『SDガンダム三国伝 風雲豪傑編』,両匆陲任盻劼戮燭、『三国志』や『三国志演義』の内容・エピソードを踏まえ、SDガンダムのキャラクターを生かしてここまでのストーリーを作り上げたことにとにかく脱帽である。『三国志』・『三国志演義』の内容にも、ガンダムストーリーにも敬意を払った上でつくりあげられたこのような「物語」は好感が持てる。これはこれで、『三国志』をモチーフとした物語として非常に良い作品だと思う。
おススメ度:★★★★★
注)
ご覧になる方の環境によっては、文字が化けてしまうこともあるかと思いますが、ご容赦ください。
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